陛下とユカイな下僕たちが、旅に出ました

ゴールデンレトリバー「カイザー(仮名)」が
写真を交えて綴る日記ブログ。
たぶん毎日お昼頃更新。

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タグ:健康

こんにちは。ゴールデンレトリバーのカイザー(仮名)です。皇帝です。

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昨日の記事で僕が体調を崩したときのことをまとめていて、従者下僕2がつぶやきました。
『なんか違う。こんな簡単な話じゃなかった』と。


皮下点滴を打ってもらってからの回復は確かに順調でした。
下痢は1日でおさまったし、消化器官からの出血のサインも4日で見られなくなりました。
嘔吐は1週間程度でおさまったし、食欲は2週間で回復しました。
あとからふりかえってみれば、実に順調に回復していたことがわかります。

でもその当時は不安でたまらなかったと下僕2は言います。
特に嘔吐がおさまるまでの1週間が辛かったそうです。

皮下点滴の吐き気止めはとてもよく効いて、おかげでその日はきちんと食事をとれました。
でも翌日には効果は終わっていて、食欲がわかない状態に戻っていました。

いつ僕が吐くかわからない。
食欲がなくてあまり食べられない。
かろうじて食べたものから、ちゃんと栄養を摂れているかわからない。
不安で不安で仕方なかったそうです。

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食欲がわかず、毎日のようにえずいていましたが、僕自身はいたってアクティブでした。
ぐったりなんてしませんでした。外出も欠かしませんでした。
外に出れば、ゆっくり歩こうとする下僕たちをぐいぐいひっぱってハイペースで歩きました。
広場では転げまわって暴れました。
そんな僕を見て、下僕2は、ただの空元気ではないかと思ったそうです。

吐いてばかりでまともに食べられない。
十分な栄養を摂れていないかもしれない。
なのにいつもどおりに元気に振る舞っていては、そのうちにエネルギーが尽きて、本格的に伏してしまうかもしれない。

『正直、もう少しおとなしくしていてほしかったです』

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僕がおとなしくしていたら、それはそれで、『元気がない!』と言って大騒ぎしたんだろうなあ……。

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こんにちは。ゴールデンレトリバーのカイザー(仮名)です。皇帝です。
昨日に引き続き、一昨年の夏、僕が体調を崩したときのことを振り返ります。

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食欲を失い、さんざんえずいて血の塊を吐いた僕は、従者下僕たちに病院へつれていかれました。

病院では、「十二指腸からの逆流性胃炎」の疑いがあると言われました。
出血中は胃を動かすのは好ましくないので、胃壁を保護しながら経過を観るように言われました。

嘔吐が1週間続くようであればもう一度診察を受けるように言われました。
血を吐いたり元気がなくなったりしたらすぐに病院へ来るようにとも言われました。

絶食は言い渡されませんでした。とにかく胃壁の保護が大事とのことでした。
出血中に胃を動かすのは好ましくないけれど、胃が空になると僕はえずきますし、そうなれば胃は動いてしまいます。だったら消化活動で動く方がマシですよね。

マーロックスとかファモチジンとかもらいました。人間の皆さんにもお馴染みの、胃のお薬です。

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下僕2は、僕がなるべくえずかないよう知恵を絞りました。
当時の下僕2のメモ帳には、

『6~8時間毎に食事をとらせる
10時間あけてはならない
フード1日分380gを3回に分けて食べさせる
茹でたササミやウェットフードで食欲upを狙う』

といった記述が残っています。

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少しでも胃の負担が軽くなるように、8/2の記事でお伝えしたような病犬食もどきが用意されました。
僕の食いつきを重視するなら、わざわざ病犬食なんてつくらないで、素直にウェットフードを出せば良さそうなものですが、下僕2はドライフードにこだわりました。
値段的なことや、開封済のフードを早めに使い切りたいという思惑もあったようですが、なにより、急激に食事内容を変えることを避けたかったようです。

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食事に気をつかい、胃薬を飲みながらの経過観察。
残念ながら、薬を飲んでも僕の嘔吐はすぐにはおさまりませんでした。
しかも病院に行った翌々日には、嘔吐に加えて下痢便まで出るようになってしまいました。

下僕2は、経過観察を続けるべきか僕を病院へ連れていくべきかで迷いました。
下僕1は、下痢という新たな症状が出ているのだから診てもらうべきだと主張しました。

迷った末に下僕1が病院へ連絡。そして僕は再び診察を受けることになりました。

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病院では、便の検査をしてもらいました。
結果、悪いものに感染している様子はないとのことでした。
ただ、腸内環境がかなり悪いと言われました。
僕の病名に「大腸炎」が追加され、下僕2は、夏場の食べ物管理に注意するよう警告を受けました。

先生は、嘔吐と下痢で僕が脱水症状を起こすことを心配し、皮下点滴を打ってくれました。
僕の背中にぷすっと針を刺して、吐き気止めと生理用食塩水を、20分くらいかけて注入してくれました。
処置が終わったときには、病院の診察終了時間を過ぎていました。

皮下点滴を打ってもらって、僕の背中にはアメフト選手の肩パッドのようなコブができました。
僕は毛がふさふさなのであまりコブが目立ちませんでしたが、下僕たちが触ってみると確かにそこだけふくらんでいたそうです。
コブの写真はありません。このときの下僕たちに写真を撮るゆとりはありませんでした。


この皮下点滴で、僕は体調の著しい改善を感じました。
帰宅後、久しぶりにしっかりとした食欲がわいて、ガツガツごはんを食べたんです。
皮下点滴の吐き気止めがとても良く効いたようでした。

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胃薬のマーロックスとファモチジンに加えて、下痢のお薬のディアバスターや整腸剤のビオイムバスター。
そしておそらく念のため出された、原虫・細菌を駆除するフラジール。
これらを飲みながら、僕は順調に回復していきました。

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下痢は1日でおさまりました。
空腹時の嘔吐や食後の吐き戻しは少し続きましたが、血の塊を吐いてから4日目で、黄色い液に血が混じらなくなりました。

血の塊を吐いてから8日目以降は吐かなくなり、さらに7日ほどで食欲も完全回復。
月末恒例フィラリア対策のミルベマイシンを、1日遅れの9月1日に飲むことができました。

一連の不調で身体の抵抗力が落ちていたのか、ちょっと外耳炎を患いましたが、病院でもらったウェルメイトL3ですぐにおさまりました。


こうして、一昨年の夏の体調不良騒ぎは幕を閉じました。
全快までに2週間、医療費に2万円かかりました。


下僕たち、お疲れ!
そしてなにより、

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先生、ありがとうございました!

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こんにちは。ゴールデンレトリバーのカイザー(仮名)です。皇帝です。

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今日と明日の記事では、これまで断片的にお伝えしていた一昨年の夏の体調不良について、まとめて振り返りたいと思います。
ちょっと長くなりますが、よろしければおつきあいください。

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一昨年の夏、僕は体調を崩しました。
食欲がわかない日が続き、えずいてえずいて血の塊まで吐きました。

食欲不振の原因は、たぶん暑さです。
夏本番を迎えてから、僕はとにかく食欲がわかず、美味しいものしか食べたくありませんでした。

ドライフードなんて眼中にありませんでした。
冬場は1日400g以上のドライフードをぺろっとたいらげますが、この頃は1日300g食べるのにも苦労していました。
ドライフードにウェットフードをトッピングしてもらって、その匂いに助けられながら食べていました。
活動量が「普通」の場合の給餌量300gをかろうじてお腹に入れている状況でした。

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食欲不振は日増しに酷くなりました。
やがて、口当たりの良いウェットフードばかり食べて、ドライフードを半分以上残すようになりました。
最低でも食べるべきであろうドライフード300gがお腹に入らなくなりました。

血の塊を吐く2日前にはかなり食欲が失せていました。
トッピングのウェットフードだけ食べて、ドライフードはほとんど残していました。
胃は空っぽだったはずです。

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3歳くらいまで、僕は空腹時にえずいて黄色い液を吐くことが多い犬でした。
食欲不振で胃が空になったときも、やはりえずいていました。

えずくほど胃が空っぽでも、ドライフードは食べたくありませんでした。
ウェットフードしか食べたくありませんでした。

もしこの時点で、ウェットフードのトッピングが増量されたり、食事が100%ウェットフードに切り替えられたりしていたら、僕の食欲はギリギリのところで維持され、えずきまくることも血を吐くこともなかったかもしれません。

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しかし下僕2は、僕がウェットフードだけ食べてドライフードを残すことを、「選り好み」ではないかと疑っていました。
ドライフードを食べない分をウェットフードで補うのは、「わがままを許すこと」になりかねないと考えていました。
わがままを許せばドライフードを食べない犬になる。
わがままを許さなければ、いずれ空腹に負けてドライフードを食べる。――そう考えていました。
だから僕の胃が空っぽでも素知らぬ顔をしていました。
まさか僕がさんざんえずいた挙句に血を吐くなどとは思ってもいなかったのです。

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僕は空腹時にえずいて黄色い液を吐くことが多い犬でした。
でも、普段なら週に1、2回あるかないかのことでした。
けれどこのときは、2日間に3回という異常な頻度でえずいていました。

そしてとうとう血の塊を吐き……、

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病院へつれていかれました。


……明日に続きます。

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こんにちは。ゴールデンレトリバーのカイザー(仮名)です。皇帝です。

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一昨年の夏、僕は体調を崩しました。
えずいてえずいて血の塊まで吐きました。
十二指腸からの逆流性胃炎の疑い&大腸炎。食欲なんてありませんでした。

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肉とかウェットフードとか、美味しいものなら食べたいけど、基本、食欲なんてありませんでした。
いつものドライフード? ふやかしたって無理です。吐いちゃいます。

そんな僕になんとか栄養を摂らせようと、従者下僕2が「なんちゃって病犬食」をつくりました。

ドライフードをふやかして、

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フードプロセッサーで軽く粉砕。

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ドッグミルクの粉やウェットフードと混ぜます。

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完成。

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ウェットフードの匂いにつられて、台所の入口で待機する僕。

「なんちゃって病犬食」を、食後多少吐いたりしながらも、1日3回食べてました。


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「ねえ下僕2、どうしてわざわざドライフードを加工してまで食べさせたの? 僕の食いつきを重視するなら、わざわざ病犬食なんてつくらないで、100%ウェットフードで良かったんじゃない?」
『だってウェットフード、高いし……開封済みのドライフードをなるべく早く消化したかったし……』

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こんにちは。ゴールデンレトリバーのカイザー(仮名)です。皇帝です。

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一昨年の夏、僕は体調を崩しました。
食欲がわかない日が続き、えずいてえずいて血の塊まで吐き、病院で「十二指腸からの逆流性胃炎の疑い」と診断されました。
その2日後にはお腹を下し、「大腸炎」も病名に追加されました。

病院の先生から、多いときで5種類のお薬をもらっていました。

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錠剤が4種類で、フラジール、ファモチジン、ディアバスターにビオイムバスター。
上の写真にはありませんが、白い液体のマーロックスももらいました。

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投薬の支度をしながら、従者下僕2が呟きました。

『どこかで聞いた名前のお薬ばかりです……』
「そう?」
『マーロックスとかファモチジンとか、人間も胃が痛いときにお世話になってるような気が……』

あとで下僕2がネットで検索したら、ディアバスターとビオイムバスターは動物用しかヒットしませんでしたが、フラジール、ファモチジン、マーロックスは人間用が真っ先にヒットしたのだとか。

胃炎や胃潰瘍、下痢止めや整腸剤、原虫・細菌感染に対処するための薬を、いろいろもらってたみたいです。

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